EeePC 4G-X関係の余談

余談なので手短にいきます。

なんか去年あたりから、「Windowsが重いパソコンにはChromeOS入れればいいのよ!」とかいう風潮があります。これってWindows11のインストール条件が厳しいから出てきた話なんですが、よりGoogle純正に近いChromeOSだと、インストール条件がWindows11より高かったりするのでなんの対策にもならなかったりします。

と、のっけから脱線しましたが、非力なパソコンにAndroid系、つまり機能を限定したLinux入れてやろう、というアイディアはかなり古くからありました。何を隠そう、EeePCってのは、Android系で救済してみようって人が結構多かったハードウェアでもあるのです。

パソコン向けのAndoroidOSとして、古くから存在していたAndroidx86は、EeePCをターゲットモデルとしてました。とはいえ、ちゃんとサポートされていたのはver4までです。5以降のAndroidx86をEeePCにインストールしようとしても、インストーラレベルで弾かれてしまいます。

なので微妙に期待できない部分があるのですが、まあ専用OSということなので、Androidx86のEeePC版というのを使ってみました。とりあえずUSBメモリに入れてライブCD状態にして使うということで。

で、入れてみての感想なのですが、さすが専用OSなので、すべての周辺機器がさくっと認識されます。Linux系のOSでトラブルの種になりがちなWi-Fi子機もばっちりです。

前の記事で鬼門扱いしていたYouTubeも、専用アプリが入っていてなんとなく快適に使えそうなのですが、起動してみると動画のサムネイルが真っ白になってしまいます。はい、多分Flash時代のYouTubeクライアントなので、Flashの追放が完了した現在のYouTube動画はひとつとして再生できないようです。

このシステムには一応GooglePlayのアイコンも用意されていたのですが、いかんせん基本システムが古すぎるのでほとんどのアプリが使えません。というか試した範囲では使えたものはありませんでした。当然、YouTubeアプリもアップデートできません。

というわけで、ネット上のコンテンツを鑑賞する場合、古いために動作が怪しいChromeを使うしかありません。このChromeは旧世代のスマホ用に最適化されているので動作は軽いのですが、すぐに止まったり落ちたりするので、安定した状態でネットコンテンツを楽しむことは困難でした。

うーんこれでは使い物にならないなあ、と思ったのですが、世の中にはYouTubeほど先進的ではなく、比較的低解像度のコンテンツを豊富に持った動画サイトというのがいくつか存在します。それらコンテンツはYouTubeでは公開できないようなコンテンツを扱っている、といえば、その内容を予想できるでしょう。

その手の動画サイトの観賞用特化、という形なら、EeePC+Androidx86は使い物になるかも知れません。メインで使っているパソコンのブラウザで、桃色キーワード検索を行うと、思わぬところで恥をかく可能性がありますから、そういうのの検索・閲覧環境を切り離し、こっちの専用機で使う、というのはアリなのかも。